「朝の時間をもっと有効に使いたい」
そう思いながら、気づけばスマホをダラダラ見て、朝が終わっている。そんな経験、ありませんか?
僕はフリーランスになって6年になりますが、最も大切にしているのは「午前中の時間」です。
以前の僕は、朝から晩までクライアントワークに追われ、「自分のやりたいこと」は後回し。気づけば1日が終わり、「今日も自分のことができなかった…」と後悔する日々でした。
でも今は違います。
午前中を「守る」ルールを決めてから、自分のブログ(torif)の記事制作や、将来につながる仕事に毎日取り組めるようになりました。
この記事では、僕が実践している朝の時間の使い方と、午前中を「守る」ための2つのルールを紹介します。早起きが苦手な人でも実践できるコツも共有するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜ「朝の時間」が最も価値が高いのか
午前中は「判断力」と「集中力」のゴールデンタイム
朝の時間が大切だと言われる理由は、科学的な根拠があります。
精神科医・樺沢紫苑先生の著書『神・時間術』(大和書房)によると、起床後2〜3時間は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれています。
「起床後2〜3時間は、脳のゴールデンタイム。脳が最もクリアで、集中力・判断力・創造性が最も高い時間帯」
— 樺沢紫苑『神・時間術』(大和書房)
この時間帯は、睡眠によって脳がリセットされ、神経伝達物質が最適なバランスになっています。だからこそ、深い思考が必要な仕事や創造的な作業に最も適しているのです。
逆に、夜になるほど判断力は低下します。これは「意思決定疲れ」と呼ばれる現象で、1日の中で繰り返し判断を下すことで、脳のリソースが消耗していくためです。
だからこそ、重要な仕事・深い思考が必要な仕事は朝にやるべきなのです。
フリーランスにとって朝時間が重要である理由
「朝が大事」というのは、会社員でもフリーランスでも同じです。でも、フリーランスにとっては、朝の時間の使い方がより重要だと僕は思っています。
理由は、時間を自分で設計する必要があるからです。
会社員であれば、始業時間や会議の時間が決まっています。ある意味、「強制的に」時間が区切られている。
でもフリーランスは違います。自分で決めないと、誰も決めてくれない。
そして、日中はどうしてもクライアント対応や会議に時間を奪われがちです。「あとでやろう」と思っていた自分の仕事は、気づけば夜になり、疲れ果てて「また明日…」となる。
この繰り返しを断ち切るには、朝の時間を「自分のためだけに使える聖域」として守るしかありません。
僕にとって、午前中は「聖域」です。この時間だけは、クライアントの都合ではなく、自分の意思で使う。その習慣が、フリーランスとしての僕を支えています。

僕の朝のスケジュール(実例)
具体的に、僕がどんな朝を過ごしているかを紹介します。
| 時間 | 活動 |
|---|---|
| 6:00 | 起床 |
| 6:00〜6:30 | 準備 → とりあえずコンビニに行く |
| 6:30〜7:00 | 散歩 + 1日のToDoの再確認 |
| 7:00〜12:00 | torifの記事制作・深い仕事(MTGなし) |
| 12:00〜 | 昼食、午後のタスク開始 |
※日によって変わりますが、だいたいこんな感じです。
※クライアントワークが忙しい時期は、午前中に対応することもあります。ただ、それでも「朝一の1時間は自分の仕事」というルールは守るようにしています。
ポイントは、「午前中をまるごと自分の仕事に使う」ことです。
クライアントワークではなく、自分の資産になる仕事(torifの記事制作など)を先にやる。これを始めてから、「今日も自分のことができなかった…」という後悔がなくなりました。
午前中を「守る」ための2つのルール
では、どうすれば午前中を「自分の時間」として守れるのか?
僕が実践している2つのルールを紹介します。
ルール①:午前中はMTGを入れない
僕は原則、午前中にはMTGを入れないようにしています。
MTGは重要な仕事ですが、僕にとっては「浅い仕事」です。深い思考が必要な仕事ではなく、誰かと話すことで進む仕事。
一方で、記事の執筆や企画書の作成など、深い思考が必要な仕事は、脳がクリアな午前中にやりたい。だから、クライアントにMTGの日程を聞かれたら、「午後でお願いします」と伝えるようにしています。
最初は勇気がいりましたが、慣れれば当たり前になります。そして、相手も特に気にしません。

ルール②:朝一のタスクは「自分の仕事」を先にやる
以前の僕は、朝一からクライアントワークを優先していました。
「クライアントの仕事は納期がある。自分のブログはいつでも書ける」
そう思っていたんです。でも、結果はどうなったか?
自分のブログや勉強は「時間が余ったらやる」になり、永遠にやらない状態が続きました。だから今は、朝一はtorifの記事制作と決めています。
クライアントワークは午後でも間に合います。でも、自分の仕事は朝にやらないと一生やらない。これは、タスクの優先順位の考え方でもあります。
【緊急度×重要度マトリクス】で考えると、こうなります:

- 「クライアントワーク」= 第1象限(重要かつ緊急)
- 「自分の仕事(torif記事)」= 第2象限(重要だが緊急でない)
第2象限の仕事は「いつでもできる」から、後回しにされやすい。だからこそ、朝一に「強制的に」第2象限をやる仕組みが必要なのです。

朝時間を習慣化するコツ
「午前中を守るルールはわかった。でも、そもそも早起きが苦手なんだけど…」
そんな声が聞こえてきそうです。
実は、僕も元々は朝が苦手でした。だからこそ、「気合い」ではなく「仕組み」で解決する方法を試行錯誤してきました。ここでは、僕が実践している4つのコツを紹介します。
コツ①:「無理のない起床時間」から始める
いきなり5時起きを目指す必要はありません。
まずは、今より30分だけ早く起きることから始めてみてください。
僕は6時起床ですが、これ以上早くする必要は感じていません。大事なのは「何時に起きるか」ではなく、「起きた後の時間をどう使うか」です。
無理に早起きしても、日中に眠くなって生産性が落ちたら意味がない。自分にとって無理のない起床時間を見つけることが大切です。
コツ②:朝の「楽しみ」を用意する
早起きを「義務」にすると、続きません。
僕の場合、朝の楽しみは「散歩」と「好きなコーヒーを淹れること」です。
「早く起きなきゃ」ではなく、「散歩に行きたいから起きる」「美味しいコーヒーを飲みたいから起きる」。
そう思えると、自然と早起きできるようになります。朝時間にやることには、自分が「好き」と思えることを混ぜてみてください。
コツ③:前日の夜に「明日の朝やること」を決めておく
朝起きてから「今日は何をしよう」と考え始めると、時間が溶けます。
せっかくの脳のゴールデンタイムを、「何をやるか考える」ことに使ってしまうのはもったいない。
だから僕は、前日の夜に「明日の朝はこれをやる」と決めておくようにしています。ちなみに僕はToDoの整理をObsidianというツールを使ってやっています。

朝起きたら、考える余地なく、決めたことをやるだけ。これだけで、朝の時間の使い方が劇的に変わります。


コツ④:睡眠を「記録」する(睡眠PDCA)
僕は3年前から、就寝時間・起床時間・睡眠時間を記録しています。
元々、僕は朝がすごく苦手でした。目覚ましが鳴っても二度寝してしまう。気づけば昼前。そんな日もありました。だからこそ、「気合い」ではなく「仕組み」で解決しようと思い、記録を始めたんです。
記録を続けると、「レコーディングダイエット」的な効果があります。
記録するだけで意識が変わり、行動が変わる。「今日は何時に寝たっけ?」と振り返ることで、自然と就寝時間を意識するようになりました。
そして、記録を続けると「自分の睡眠パターン」がわかってきます。
僕の場合、起床時間+16時間後に眠くなることがわかりました。つまり、6時起床なら、22時に寝る。就寝時間を「気分」ではなく「データ」で決められるようになると、睡眠の質が安定します。
僕はこれを「睡眠PDCA」と呼んでいます。
- P(Plan):起床時間から逆算して就寝時間を決める
- D(Do):その時間に寝る
- C(Check):翌朝の目覚めや日中の調子を記録する
- A(Act):うまくいかなければ就寝時間を調整する
このサイクルを回すことで、僕の睡眠は徐々に改善していきました。早起きが苦手な人こそ、まずは「記録」から始めてみてください。
朝時間にやること・やらないこと
朝の時間を最大限に活かすために、僕が意識している「やること」と「やらないこと」をまとめます。
| やること(推奨) | やらないこと(避ける) |
|---|---|
| 深い思考が必要な仕事 | メールチェックやチャットへの返信 |
| 自分の資産になる仕事 | SNS閲覧 |
| クリエイティブな作業 | 会議・MTG |
| 散歩・軽い運動 | ダラダラとニュースを見る |
朝は「アウトプット」に使う
朝は「インプット」より「アウトプット」に使うべきです。
メールやSNSは「反応」です。誰かの投稿に反応する、誰かの連絡に返信する。これらは受動的な作業であり、朝の貴重な集中力を奪います。
一方で、記事の執筆、企画書の作成、新しいアイデアを考えるといった「アウトプット」は、脳がクリアな朝にこそ向いています。
メールやSNSは、脳が疲れてきた午後に回しても問題ありません。朝の時間は、自分から生み出す仕事に使いましょう。

よくある質問(FAQ)
Q1:早起きが苦手です。どうすればいいですか?
まずは「30分だけ早く起きる」から始めてみてください。
いきなり大きく変えようとすると挫折します。小さな変化を積み重ねることが大切です。
また、起床時間より「就寝時間」を先に整える方が効果的です。何時に起きるかより、何時に寝るかをコントロールする方が簡単だからです。
そして、朝に「やりたいこと」があると、自然と起きられるようになります。義務ではなく、楽しみを作ることを意識してみてください。
Q2:何時に起きるのがベストですか?
人によって違います。僕は6時起床ですが、これがベストかどうかは人それぞれです。
大事なのは「何時に起きるか」より「朝の時間をどう使うか」。
5時に起きても、ダラダラ過ごしていたら意味がありません。7時に起きても、集中して仕事をすれば十分な成果が出ます。
睡眠時間を削ってまで早起きする必要はありません。 自分にとって無理のない起床時間を見つけてください。
Q3:朝活で何をすればいいですか?
「深い仕事」= 集中力が必要な仕事を朝にやるのがおすすめです。
《具体例》
- ブログ執筆
- 企画書・提案書の作成
- 勉強・読書
- クリエイティブな作業(デザイン、コーディングなど)
逆に、メールやSNS、会議は午後に回しましょう。これらは「浅い仕事」であり、朝の集中力を使うにはもったいないからです。
Q4:休日も朝活すべきですか?
僕は休日は好きな時間に起きています。
平日と休日でメリハリをつけることで、平日の朝活が続きます。
「毎日やらなきゃ」と思うと、プレッシャーになって続かない。無理に毎日やろうとしない方が長続きします。
休日はゆっくり寝て、リフレッシュする。その方が、平日の朝に「よし、やるぞ」と思えるようになります。
まとめ
この記事では、僕が実践している朝の時間の使い方と、午前中を「守る」ための2つのルールを紹介しました。
▼ポイントのおさらい
- 朝の時間は「最も価値が高い時間」。起床後2〜3時間は脳のゴールデンタイム
- フリーランスこそ、午前中を「自分のために守る」ことが重要
- ルール①:午前中はMTGを入れない
- ルール②:朝一は自分の仕事を先にやる
- 早起きが苦手でも、30分早く起きることから始められる
- 睡眠を「記録」することで、睡眠の質が安定する(睡眠PDCA)
朝の時間を「投資」に変えることで、1日の充実度は劇的に変わります。
そして、僕自身が感じているのは、朝の時間を有効に使えるようになってから、「自分の人生を主体的に生きている」という感覚が徐々に増していることです。
朝ちゃんと起きて、やるべきこと、やりたいことができている。その積み重ねが、自分の人生をコントロールしている実感につながっています。
「今日も自分のことができなかった…」という後悔をなくすために、まずは明日の朝から、1つだけでも試してみてください。
時間管理の全体像について詳しく書いた記事もあるので、ぜひあわせて読んでみてください。

