LGの34WP65C-Bをレビュー|フリーランスの僕が生産性向上のために選んだ一枚

LGの34WP65C-Bをレビュー|フリーランスの僕が生産性向上のために選んだ一枚

「LGの34WP65C-Bってどうなんだろう」
「ウルトラワイドモニターって、本当に生産性上がるの?」
「どのモデルを選べばいいか分からない…」

もし、あなたがそう感じているなら、この記事はきっとあなたのためのものです。

こんにちは、torifを運営しているいっぺいです。

僕も、かつては24インチモニターの画面切り替え地獄に悩む一人でした。

この記事は、そんな僕が数ある選択肢の中から「LG 34WP65C-B」を選び、その結果、働き方がどう変わったのか、その全てを記録した、一個人のリアルな体験談です。

目次

【結論】LG 34WP65C-Bは「生産性」と「ワクワク」を両立させる、コスパ最高の投資である

LGの34WP65C-Bをメインに据えた僕のデスク環境の写真
LGの34WP65C-Bをメインに据えた僕のデスク環境の写真

僕にとってこのモニターは、単なる仕事道具ではありません。それは、日々の仕事の生産性を劇的に向上させ、同時に「新しい環境で働く」というワクワク感を与えてくれる、最高の自己投資でした。

なぜ、僕が単なるモニターを「投資」とまで呼ぶのか。

それは、フリーランスの収入が「単価 × 稼働時間」で決まるという、極めてシンプルな原則に基づいています。稼働時間を無限に増やすことはできませんが、生産性を高めることで、時間あたりの単価、つまり「時給」はどこまでも高めることができる。

このLGの34WP65C-Bは、その「時給」を最大化するための、最も確実で、最も費用対効果の高い「投資」の一つだと、僕は本気で考えているからです。

もちろん、完璧な製品ではありません。

しかし、その価格と性能のバランスを考えた時、特に僕のようなフリーランスにとって、これほど最適な選択肢は他にない、と断言できます。

この記事では、その理由を、僕のリアルな体験談と、客観的な事実の両面から、徹底的に深掘りしていきます。

LG 34WP65C-Bの主なスペックと特徴

まずは、このモニターがどんな製品なのか、客観的なスペックを見ていきましょう。

このモニターのスペックは、一言で言えば「フリーランスの仕事始めに、ちょうどいい優等生」です。

もちろん、上を見れば、映像制作のプロが使うような色の再現性が高いモデルや、コンマ1秒を争うゲーマー向けの超高速応答モデルも存在します。

公式サイトの情報を元に、主要なスペックを以下の表にまとめました。

項目スペック
画面サイズ34インチ
パネル種類VA(曲面型)
解像度3440×1440 (UWQHD)
アスペクト比21:9
リフレッシュレート最大160Hz
応答速度5ms (GTG)
HDRHDR10対応
入力端子HDMI×2, DisplayPort×1
スピーカー7W+7W(MaxxAudio対応)
スタンド機能高さ調整、チルト
VESAマウント対応 (100×100mm)

このスペック表を頭の片隅に置きながら、この後の僕の体験談を読んでいただくと、より解像度高く、製品の価値を理解してもらえるはずです。

特筆すべきは、この価格帯でありながら、フリーランスの仕事を快適にするための機能が、ほぼ全て網羅されている点です。

このLGの34WP65C-Bは、そういった尖った性能の代わりに、Web制作、事務作業、資料作成、そして時々のエンタメ鑑賞まで、フリーランスが遭遇するであろう、ほぼ全ての作業を高いレベルで快適にしてくれる、絶妙なバランス感覚を持っているのが最大の特徴です。

特に、UWQHDという広大な解像度は、一度体験すると元には戻れないほどの快適さをもたらしてくれます。

ちなみに「UWQHD(3440×1440)」という解像度に馴染みがない方もいるかもしれません。

これは、一般的なフルHD(1920×1080)よりも遥かに広く、27インチモニターなどで主流のWQHD(2560×1440)を、そのまま横にグッと引き伸ばしたようなサイズ感です。

つまり、縦の解像度はWQHDと同じで、横幅だけが広くなったもの、と考えるとイメージしやすいでしょう。この「横の広さ」こそが、生産性を爆上げする秘密なのです。

僕が「LG 34WP65C-B」に決めた、たった2つの理由

モニター選びは、フリーランスにとって、共に戦う「相棒」を選ぶようなものです。

毎日、何時間も向き合うものだからこそ、スペックや価格といった理屈だけでは割り切れない、感情的な繋がりも大切にしたい。

僕が数ある選択肢の中から、最終的にこのモニターを「相棒」として選んだのには、大きく分けて2つの理由があります。

理由①:圧倒的なコストパフォーマンス

モニターを買い替えようと思った時、僕には2つの明確な基準がありました。

  1. 価格は10万円以下であること
  2. 解像度はWQHD以上であること

正直なところ、この条件を満たす製品は他にもいくつかありました。

しかし、この「LG 34WP65C-B」は、その中でも頭一つ抜けたコストパフォーマンスを誇っていたのです。

6万円を切る価格で、この広大な作業領域と、160Hzという高いリフレッシュレートまで手に入る。これは、他のメーカーでは考えられないほどの「バーゲンプライス」でした。

ふらっと立ち寄った都内のヨドバシカメラで、このモニターを発見。

店員さんに話を聞くと「少しなら値引きできますよ」との言葉。最終的に、約57,000円という破格の値段で購入することができました。記憶が曖昧ですが、たしか5,000円くらい値引きしてもらったような気がします。

この「価格」と「性能」の圧倒的なバランスこそ、僕がこのモニターを選んだ最大の理由です。

理由②:理屈を超えた「見た目」への一目惚れ

もう一つの理由は、非常に感覚的なものです。それは、「見た目」に一目惚れしてしまったから。

スペックもさることながら、無駄のないシンプルなデザインと、存在感のある佇まい。これなら、僕が目指す「おしゃれなデスク環境」の主役になってくれる、と直感しました。

特に、黒で統一されたデザインと湾曲したディスプレイは、際立った個性を放っていました。

性能や理屈を超えた、「これが欲しい!」という純粋な所有欲。

そのワクワク感こそが、購入の最後のひと押しになりました。その日の帰り道、大きな箱を抱えながら、新しい仕事環境への期待に胸を膨らませていたのを、今でも鮮明に覚えています。

【生産性爆上げ】僕の具体的な使い方と、導入して変わったこと

では、実際にこのモニターを導入して、僕の働き方はどう変わったのか。具体的なユースケースを交えてご紹介します。

僕のデスク環境:MacBook Airとの連携スタイル

LGの34WP65C-Bをメインに据えた僕のデスク環境の写真
LGの34WP65C-Bをメインに据えた僕のデスク環境の写真(実際に作業している写真)

僕は、MacBook Airをクラムシェルモード(閉じた状態)で使うのをやめました。

現在は、上記の写真のようにLGのモニターをメインのワークスペースとし、MacBook Airの画面は、いわば「一時避難場所」として活用しています。

「今は使わないけど、後できっと使う」「毎日使うけど頻度は多くない」といったアプリケーションやウィンドウを、MacBook Airの画面に置いておくのです。

そして、メインのLGモニターは、ざっくりですが以下のように3分割して使っています。(写真を見てもらえればわかると思いますが、きっちり3分割しているわけではないです…)

  • 左側: SlackやChatworkなどのコミュニケーションツール
  • 中央: Googleドキュメントやスプレッドシート、テキストエディタなどのメインワークスペース
  • 右側: ブラウザやChatGPT、Geminiなどのリサーチ・AI活用スペース

この環境を構築したことで、僕の生産性は劇的に向上しました。

常に必要な情報が視界に入っている状態なので、思考が分断されることなく、スムーズに作業を進めることができるのです。

変わったこと①:横長スプレッドシートの作業効率が25%向上

左右にGoogleスプレッドシートを開いて分析や関数を組んでいる作業画面
左右にGoogleスプレッドシートを開いて分析や関数を組んでいる作業画面

SEOコンサルタントの仕事では、日々の数値を管理する、横に長〜いスプレッドシートを頻繁に使います。

以前の24インチモニターでは、2つのシートを同時に見比べることは不可能で、何度も画面を切り替えたり、横スクロールを繰り返したりしながら作業していました。

しかし、このモニターなら、横長のシートを2枚、左右に並べて表示させることができます。

これは、まさに革命でした。

右側で生データを見ながら、左側で関数を組んだり、分析レポートを作成したりできる。これにより、これまで2時間かかっていたレポート作成作業が、体感で1時間半ほどで終わるようになりました。

約25%の生産性向上です。これは、単純計算で、この作業を4回繰り返せば、2時間分の労働時間を生み出せることを意味します。

フリーランスの生産性について詳しく書いた記事もあるので、ぜひあわせて読んでてください。

変わったこと②:情報収集とアウトプットの質が向上

もう一つの大きな変化は、アウトプットの「質」の向上です。

例えば、クライアントのサイト分析を行う際、GAやSearch Consoleのデータ、クライアントのWebサイト、参考資料、メモ、そして提案書のスライド…と、無数のウィンドウを参照する必要があります。

このモニターなら、これらの情報を一度に、あるいは最小限の切り替えで視界に収めることができます。

これにより、思考が分断されることなく、複数の情報を複合的に分析し、より深い洞察を得られるようになりました。

結果として、クライアントに提出する提案の質が、以前よりも格段に上がったと実感しています。生産性とは、単にスピードが上がることだけではない。アウトプットの質を高めることでもあるのです。

購入前に知ってほしい、4つの注意点(デメリット)

もちろん、このモニターも完璧ではありません。ここでは、僕が実際に使ってみて感じた、正直なデメリットを4つお伝えします。

注意点①:USB-C(給電)には対応していない

これは、僕がこのモニターに感じる、数少ない不満点です。

ウルトラワイドモニターの中には、PCとUSB-Cケーブル1本で接続するだけで、映像出力とPCへの給電を同時に行えるモデルがあります。しかし、この「LG 34WP65C-B」は、その機能に対応していません。

そのため、僕はモニターに接続するためのHDMIケーブルと、MacBook Airを充電するための電源ケーブルの、合計2本を常に接続しています。

デスク周りを少しでもスッキリさせたい僕にとっては、これが1本にまとまらないのは、少し残念なポイントです。将来的に接続する機器が増える可能性を考えると、この点は少し心許ないかもしれません。

注意点②:想像の1.5倍デカい。デスクの横幅は120cm以上推奨

LGの34WP65C-Bをメインに据えた僕のデスク環境の写真

覚悟はしていましたが、想像以上にデカいです。特に、横幅。

僕のデスクは横幅120cmですが、正直なところ、ほぼこのモニターに占領されています。左右の余白は、それぞれ15〜20cm程度しかありません。

「おしゃれなデスクまわり」に憧れている方、特にモニターの横にスピーカーや観葉植物などを置きたいと考えている方は、この圧迫感を覚悟するか、より大きなデスクへの買い替えを検討する必要があります。

個人的な意見ですが、LGの34WP65C-Bの購入を検討しているなら、デスクの横幅は160cmは欲しいところ。最低でも140cmは確保してください。120cmではかなり窮屈でおしゃれではないです……。

この購入前に、必ず設置スペースの採寸をすることをおすすめします。

注意点③:内蔵スピーカーの音質は「聞ければいい」レベル

内蔵スピーカーは、あくまで「音が出る」というレベル。

YouTubeのトークコンテンツや、Web会議の音声を聞くくらいなら問題ありませんが、音楽や映画を迫力あるサウンドで楽しみたい、という方には、まず間違いなく物足りないでしょう。

僕自身、何度か試しましたが、結局はMacBook Airのスピーカーを使うか、映画やドラマを観るときは外部スピーカーに接続しています。

音質にこだわるなら、外部スピーカーは必須と考えてください。このモニターの価格が安い理由の一つは、スピーカーのような付加機能のコストを、割り切って削っているからなのかもしれません。

注意点④:「湾曲」による没入感は、期待しすぎない方がいい

これは僕の完全な主観ですが、正直に言うと、この「湾曲」による没入感や、画面の端の見やすさ、といったメリットを、今のところ僕はあまり実感できていません。

もちろん、フラットなウルトラワイドモニターを使ったことがないので、正確な比較はできません。しかし、「湾曲しているから、ゲームや映画の迫力がすごい!」とか「端まで見やすい!」といった劇的な感動は、今のところない、というのが正直な感想です。

ただ、違和感も全くありません。

たまに、画面が曲がっていることすら忘れて作業に没頭しています。ですから、「湾曲していることによるデメリット」は皆無ですが、「メリットも、過度な期待はしない方がいい」というのが、僕からのリアルなアドバイスです。

【推奨】モニターアーム導入で「LG 34WP65C-B」は真の力を発揮する

このモニターを購入してしばらくは、付属のスタンドを使っていました。

しかし、先ほどお話しした「デスクの狭さ」と、スタンド自体の「見た目」に、どうしても満足できなくなってしまいました。付属のスタンドは安定感こそありますが、デザイン性に優れているとは言えず、デスクの上でかなりのスペースを占有します。

そこで、意を決してモニターアームの定番「エルゴトロン LX デスクマウントアーム」を導入。結果、これが大正解でした。

巨大なスタンドがなくなったことで、デスクの作業スペースが物理的に広くなったのはもちろん、モニターが宙に浮いているような状態になり、見た目が劇的にスッキリしました。

掃除がしやすくなったのも、地味に嬉しいポイントです。また、高さや角度をミリ単位で調整できるため、自分の姿勢に完璧にフィットした、最高のポジションで作業できるようになりました。

もし、あなたがこのモニターの購入を検討しているなら、ぜひモニターアームの導入もセットで考えてみてください。LG 34WP65C-Bは、このモニターアームと組み合わせることで、初めてその真の力を発揮すると、僕は考えています。

【最終判断】LG 34WP65C-Bは、結局「買い」なのか?

さて、ここまで良い点も悪い点も、全て正直にお話ししてきました。

この記事の全ての情報を踏まえ、最終的にあなたがどちらの道に進むべきか、その背中を押すための最終的な判断基準を提示します。

このモニターが、あなたのためのものなのか、それとも、あなたは別の選択肢を探すべきなのか。見極めていきましょう。

こんな人におすすめ!こんな人には向かないかも…
・初めてウルトラワイドモニターに挑戦する人・最高の画質や色精度を求めるプロのクリエイター
・コストパフォーマンスを最重要視するフリーランス・USB-Cケーブル1本で、スマートに接続したい人
・複数のウィンドウを常に表示させておきたい人・デスクのスペースに、まったく余裕がない人
・仕事も趣味(映画・ゲーム)も、1台で楽しみたい人・内蔵スピーカーの音質にこだわる人

もし、あなたが「おすすめな人」に一つでも当てはまるなら、このモニターは、あなたの期待を裏切らない、最高の相棒になってくれるはずです。

まとめ:ワクワクと生産性を追求する、すべての人へ

この記事が、あなたのモニター選びの、そして働き方を見直すきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

最終的に、あなたがこの「LG 34WP65C-B」を買うのか、あるいは別のモデルを探す旅に出るのか。それは、あなたの自由です。

僕がこの記事で本当に伝えたかったのは、単なる製品レビューではありません。それは、自分に合った環境へ投資することが、いかにフリーランスの人生を豊かにし、仕事へのモチベーションを高めてくれるか、という僕自身の体験から得た確信です。

大切なのは、この記事で紹介した情報を参考に、あなた自身の「最高の相棒」を見つけ出し、生産性とワクワクに満ちたフリーランスライフを送ること。そのための「投資」を、どうか惜しまないでください。

そして、その成長の証として、質の高いポートフォリオを常に更新していくことを忘れないでください。この記事が、あなたの輝かしい「旅」の、良き羅針盤となることを願っています。

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この記事を書いた人

フリーランスとして活動中です。得意分野はSEO / コンテンツマーケ / Webマーケティング。(SEO歴6年)。主にフリーランス、ブログ運営に関する情報を発信していきます。

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