ブログのサーバーおすすめ2選|初心者はスペック比較をしてはいけない

「ブログを始めたいけど、サーバー選びで躓いていませんか?」
「『容量』とか『コア数』とか言われても、正直よく分からない…」

そんな悩みを抱えて、最初の一歩を踏み出せずにいるあなたへ。

結論から言います。初心者が選ぶべきサーバーは、たった2つしかありません。

それ以外の何十社ものサーバーを比較して迷ったり、専門用語をググって調べたりする時間は、ハッキリ言って「無駄」です。(特に用語のキャッチアップに時間かかりますよね…)

この記事では、600万UU規模のメディア運用責任者を務め、現在はフリーランスとしてこのブログ(torif)を運営している僕が、「本当に選ぶべき2つのサーバー」「失敗しない選び方」を、専門用語なしで解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたの「サーバー選びの迷い」は消え、ブログのスタートラインに立っているはずです。


目次

結論:ブログ初心者におすすめのサーバーはこの2つだけ

世の中には数多くのレンタルサーバーが存在しますが、初心者が選ぶべきは「エックスサーバー」か「ConoHa WING」の2択です。

なぜなら、この2つは圧倒的な実績と性能を持っており、選んで失敗することがあり得ない「正解」の選択肢だからです。

なぜ「この2つ」なのか?

結論、「国内シェアNo.1の安定感(エックスサーバー)」か、「国内最速の表示速度(ConoHa WING)」か。

どちらを選んでも正解です。それぞれの特徴を簡単にまとめました。

項目エックスサーバーConoHa WING
特徴国内シェアNo.1
圧倒的な安定感と実績
国内最速No.1
表示速度と安さが魅力
月額料金990円〜643円〜
(長期割引適用時)
初期費用無料無料
こんな人に
おすすめ
・みんなが使っている安心感が欲しい人
・トラブルが怖い人
・少しでも表示速度を速くしたい人
・コスパを重視したい人

※2025年12月時点

僕自身はこのブログ(torif)で「ConoHa WING」を使っていますが、もし別のブログを作るなら「エックスサーバー」を選ぶかもしれません。それくらい、どちらも甲乙つけがたい優秀なサーバーです。

選び方の基準はシンプルです。

「みんなが使っている安心感」を重視するならエックスサーバー、「少しでも安く、速くしたい」という攻めの姿勢ならConoHa WINGを選んでください。


初心者は「スペック比較」をしてはいけない

よく「CPUのコア数が〜」とか「メモリ容量が〜」といったスペック表を見比べて悩んでいる人がいますが、初心者はそこを見る必要はありません。

なぜなら、個人のブログが月間数万PV、数十万PVになるまでは、上記の2つのサーバーなら一番安いプランでも余裕で耐えられるからです。

例えば、エックスサーバーの一番安い「スタンダードプラン」でも、月間数十万PV規模のアクセスに耐えられるスペックを持っています。初心者が最初に作るブログで、いきなりこの上限を超えることはまずありません。

オーバースペックなサーバーを契約してお金を無駄にするくらいなら、その時間を1記事でも多く書くことに使いましょう。

プラン変更は後から数クリックで可能です。「迷ったら一番安いプラン」で始めて、ブログが育ってきたらアップグレードすればいいのです。


失敗しないレンタルサーバーの選び方【見るべきは3点】

「なんとなく良さそう」で選ぶと、後で痛い目を見ます。

ブログ運営において、サーバー選びで重視すべきポイントは、実はたったの3つしかありません。これさえ押さえておけば、スペック表の細かい数字を見る必要はなくなります。

1. 「表示速度」が速いか(SEOへの影響)

ブログで収益を得たいなら、「表示速度」はめちゃくちゃ大事です。

Googleは「ページの読み込み速度」を検索順位の評価基準(Core Web Vitals)の一つにしています。つまり、サーバーが遅いというだけで、あなたの記事は検索結果で上位に表示されにくくなるのです。

また、読者も「表示が遅いサイト」はすぐに閉じてしまいます。Googleの調査によると、読み込み時間が1秒から3秒に伸びるだけで、直帰率(ページをすぐ閉じる確率)は32%も増加すると言われています。

一生懸命書いた記事を読んでもらうためにも、「国内最速」や「高速化技術(nginxなど)」に力を入れているサーバーを選ぶ必要があります。

SEOで表示スピードはめちゃくちゃ大事
検索結果で上位表示させるためには、Googleのアルゴリズムを理解する必要があります。ただ、アルゴリズムは公開されていないので、Googleの方針を参考にすることが必要。「Googleが掲げる10の事実」といういわゆるMVVのバリューを公開しているのですが、その1つに表示スピードについて触れています。

3.遅いより​速い​ほうが​いい。
Google は、​ユーザーの​貴重な​時間を​無駄に​しないよう、​必要と​する​情報を​ウェブ検索で​瞬時に​提供したいと​考えています。​自社の​ウェブサイトに​ユーザーが​留まる​時間を​できるだけ​短く​する​ことを​目標に​している​会社は、​世界中でも​おそらく​ Google だけでしょう。​Google は、​Google の​サイトの​ページから​余計な​ビットや​バイトを​削ぎ落とし、​サーバー環境の​効率を​向上させる​ことで、​自己の​持つスピード記録を​何度も​塗り​替えてきました。​検索結果の​平均応答時間は​ 1 秒足らずです。​Google が​新しい​サービスを​リリースする​ときは、​常に​スピードを​念頭に​置いています。​モバイルアプリを​リリースする​ときも、​新時代の​ウェブに​ふさわしい​高速ブラウザの​ Google Chrome を​リリースする​ときも​同じです。​今後も、​さらなる​スピードアップを​目指して​取り組みを​続けていきます。
引用:Google が​掲げる​ 10 の​事実

2. 「運営会社」が信頼できるか

サーバーは、あなたのブログという「資産」を置く「土地」のようなものです。

もし運営会社が倒産してサーバーが停止したら、あなたが積み上げてきた記事は一瞬ですべて消え去ります。バックアップを取っていなければ、二度と戻ってきません。

また、急なアクセス集中でサーバーがダウンし、せっかくの読者を逃してしまうのも避けたいリスクです。

だからこそ、運営歴が長く、資金力のある「大手企業(GMOなど)」が運営しているサービスを選ぶのが鉄則です。月額数百円の差でケチって「聞いたこともない格安サーバー」を選ぶのだけは、絶対に避けてください。

3. 「WordPress」の設定が簡単か

初心者がブログを始める際、最初の壁となるのが「WordPressのインストール」です。

昔は、データベースを作成して、FTPソフトでファイルをアップロードして、設定ファイルを書き換えて…と、エンジニアのような作業が必要でした。ここで挫折する人がどれほど多かったことか。

しかし今は、「WordPressかんたんセットアップ」のような機能がついているサーバーがあります。

これを使えば、サーバー契約の流れの中で、ブログ名やパスワードなどの必要な情報を入力するだけで、わずか数分でWordPressブログが開設できます。

この機能があるかないかで、ブログスタートの難易度は天と地ほど違います。初心者は必ずこの機能があるサーバーを選びましょう。


【実体験】僕が「ConoHa WING」を選んだ3つの理由

数あるサーバーの中で、なぜ僕はこの「torif」の運営にConoHa WINGを選んだのか。実際のユーザーとしてのリアルな理由を、3つお話しします。

GMOインターネットグループの信頼性

一つ目は、運営母体の信頼性です。

ConoHa WINGを運営しているのは、東証プライム上場企業であるGMOインターネットグループです。日本のインターネットインフラを支えてきた巨大企業であり、その信頼感は絶大です。

先ほども言った通り、ブログは資産です。

明日なくなるかもしれない会社ではなく、「10年後も確実にそこにある会社」にデータを預けたい。そう考えた時、GMOグループというバックボーンは大きな安心材料でした。

SEOを意識した「表示速度」の速さ

二つ目は、やはり「速さ」です。

torifはSEO(検索エンジンからの集客)をメインの戦略として考えていました。そのため、Googleの評価に直結する「表示速度」には妥協したくありませんでした。

ConoHa WINGは「国内最速」を公式に謳っており、実際に第三者機関の調査でもNo.1を獲得しています。

実際に使ってみても、管理画面の操作から記事の表示まで、サクサク動きます。PageSpeed Insights(Googleの速度計測ツール)でのスコアも良好で、この速さがSEOの順位を支えてくれていると実感しています。

設定が驚くほど簡単だった

三つ目は、セットアップの楽さです。

ConoHaには「WINGパック」というプランがあり、これを選ぶと「独自ドメインの取得」と「サーバー契約」と「WordPressインストール」が一括で完了します。

普通なら、ドメイン会社でドメインを取って、サーバー会社でサーバーを借りて、それを紐付けて…という面倒な設定が必要なのですが、それが一切不要でした。

専門知識ゼロでも、画面の案内に従って入力していくだけで、気づけばブログが出来上がっている。この体験は感動モノでした。


その他のおすすめサーバー(比較検討したい人向け)

基本的には「エックスサーバー」か「ConoHa WING」の2択で間違いありませんが、特定の目的がある場合は、以下のサーバーも選択肢に入ります。

あくまで「その他」の枠ですが、参考までに紹介しておきます。

mixhost(ミックスホスト)

mixhostの最大の特徴は、「アダルトジャンルの運営が可能」という点です。

エックスサーバーやConoHa WINGは、規約でアダルトサイトの運営を禁止しています。もしあなたが、一般的なブログではなく、アダルト系のアフィリエイトサイトを作りたいのであれば、mixhost一択になります。

表示速度やスペックも高水準ですが、一般的なブログ運営であれば、あえてmixhostを選ぶ理由はそこまで強くありません。

ロリポップ!

ロリポップ!の魅力は、「圧倒的な安さ」です。

月額数百円から始められるプランがあり、「とにかくお金をかけずに、趣味でブログをやってみたい」という人には向いています。

ただし、表示速度や安定性の面では、上位2つのサーバーと比較するとやや劣る場合があります。

将来的にブログでしっかり収益化したい、アクセスを大量に集めたいと考えているなら、最初からエックスサーバーやConoHa WINGを選んでおく方が無難です。後からサーバーを引っ越すのは、想像以上に大変だからです。


よくある質問(Q&A)

最後に、サーバー選びで初心者が抱きがちな疑問に答えておきます。

ここでの回答を参考に、迷いを断ち切ってください。

Q. 無料のレンタルサーバーじゃダメですか?

A. 本気でブログをやるなら、おすすめしません。

無料サーバーには、以下のようなデメリットがあります。

  • 勝手に広告が表示される(収益化の邪魔になる)
  • 独自ドメインが使えないことがある(SEOに不利)
  • サービスが突然終了するリスクが高い
  • WordPressが使えないことが多い

日記を書くだけならいいですが、「資産」を作るなら有料サーバー(月額1,000円程度)は必要経費と割り切りましょう。

Q. 最初から高いプランを契約した方がいい?

A. 不要です。一番安いプランで十分です。

エックスサーバーなら「スタンダード」、ConoHa WINGなら「ベーシック」といった、一番下のプランを選んでください。

これらのプランでも、月間10万〜数十万PVくらいまでは余裕で耐えられます。

もしあなたのブログが大成功して、アクセスが爆発したら、その時に管理画面からプランをアップグレードすればいいだけです。最初はコストを抑えてスモールスタートしましょう。

Q. 途中でサーバーを乗り換えるのは大変?

A. 正直、かなり大変です。

最近は「WordPressかんたん移行」のようなツールもありますが、画像が表示されなくなったり、プラグインがエラーを起こしたりと、トラブルはつきものです。

サーバーの引っ越し作業で何日も時間を取られるのは、本当にもったいないです。

だからこそ、「最初から正解を選んでおく」ことが重要なのです。エックスサーバーかConoHa WINGなら、スペック不足で引っ越しが必要になることは、まずありません。


まとめ:サーバー選びはサクッと終わらせて記事を書こう

記事のポイントをまとめます。

  • 迷ったら「エックスサーバー」か「ConoHa WING」の2択。
  • 初心者はスペック比較をするな。一番安いプランでOK。
  • 「速さ」「信頼性」「簡単さ」の3点だけを見ればいい。

サーバー選びは、家を建てるための「土地選び」です。土地を選んでいる段階では、まだ何も生み出していません。

大事なのは、その土地の上に「どんな家(記事)」を建てるかです。

ここで何日も悩むのはやめて、今日サクッと契約を済ませてしまいましょう。そして、あなたの記念すべきブログの1記事目を書き始めてください。

フリーランスにブログが必要であることについて説明した記事もあるので、ぜひ合わせて読んでみてください。

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この記事を書いた人

フリーランスとして活動中です。得意分野はSEO / コンテンツマーケ / Webマーケティング。(SEO歴6年)。主にフリーランス、ブログ運営に関する情報を発信していきます。

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